浅はかな考察

私の人生は何不自由ないものだった。
祖父母も両親も健在で、虐待もなく、いっぱいの愛情を受けて育ったはずなのに、ずっと孤独感が消えない。
誰と居ても、何をしていても、頭をもたげてくる孤独。
昼間はそれを押さえつけるだけで精一杯。
夜が怖い。夜が怖い。
 
手っ取り早く孤独感を埋められるものは、肌のぬくもりだ。
一番怖い「夜」を和らげてくれる。
他人とすぐに深い関係になる方法も「恋愛関係」。
親の目がなくなってから、身体が成熟してから、そうやって繰り返しさみしいのを埋めるだけの人間を探して、一緒に居るのがキツくなったという我が儘で捨てて、ここまできた。
 
もうこれは病気みたいなもので、一生変わらないんじゃないかと、怖い。
根底から、この気が狂いそうな孤独感との付き合い方がわかるまでは、また同じ過ちを犯してしまうんじゃないだろうか。
 
だからもう人との付き合いを断たなければいけないんじゃないか?
深い仲になったら、必ず相手を傷つける。
だって私は相手のことを考えられない。自分の孤独を見ないことに必死で。
 
これは20代前半で乗り越えなきゃいけなかった問題だ。
あまりにも傷が深くなりすぎる。
もう心が死にそうだ。
 
「ルール破って罰も受けん そんなんで相手にしてくれる神様はえんぞ」
罰を受けなきゃ。